「http://d.hatena.ne.jp/idesaku/20080621」が参考になります。
Ruby の実装について
- 現在の、そしてこれからのRubyVM開発(ささだこういち) 1th day
- JRuby: Ready for Action(Charles Nutter) 1th day
- The Magic of Rubinius(Evan Phoenix) 1th day
- The future of Ruby in Mac OS X(Laurent Sansonetti) 2th day
実装が幾つも出て来て、そして夫々に安定してきてて大変心強い、かつ、迷う。
互換性の心配は統一的な RubySpec を作って行く方向性になってる。
あとまた、Rubyアソシエーションで仕様書を作っていく方向性もある
YARV系の Ruby1.9系は粛々と開発が進んでいる、進めていく様子。
MacRuby は大変面白い、RubyCocoa をもっと Mac の基層よりにしたというか。RubyCocoa が Objective-C のプロクシとして動いてる(だから管理とかメモリとかGCとか大変) のに対し、直接 Objective-C のオブジェクトを作っていく。だから、文字列リテラルとか、直接 NS系オブジェクトになってる、そして Ruby のメソッドも全部持ってる。
実装を少し見せてもらったけど、Rubyのクラス定義の中に Objective-C 系の定義も全部一緒に書いてくとか、凄い力技。それで、2週に一度最新 1.9 とマージしてると、凄い。
年末までに Rails も動くようにして案定版作って、次の OSX(Snow Leopard) に間に合わせる予定。その際、RubyCocoaもちゃんと残る、別に置換したりしない。(むしろ AppleScript の)
インテル系の実装の話しが無かったのが残念
基調講演(まつもとゆきひろ) プログラミング梁山泊
あんまり技術的な話しはしない。
【日本Ruby会議2008】「Rubyを国際標準規格へ」---まつもと氏が明らかに | 日経 xTECH(クロステック)
【日本Ruby会議2008】「Rubyは技術者が集まり世界を変える“梁山泊”に」---まつもと氏 | 日経 xTECH(クロステック)
Ruby M17N(成瀬ゆい/Martin J. Durst)
1.9で入った多言語化。新しい仕様について一通り成瀬さんから説明。発表内容(発表資料の元テキストが基本)は今後まとめて何処かで見れるようにするとの事。それまではこの発表の記録(動画)が新しい M17N のただ一つの説明資料という事になるかもしれない。
(追記: 2008-06-22)
成功するRuby教育のプラクティス(吉田裕美)
教育事業をなさってるのに、自分たちに頼むより社内教育の方が良いと勧めるのは良いなあ。
RSpecによるRailsアプリケーションBDD事例(Yugui)
Q. 上司から「テストなんか書いてないで機能追加しろ」と言われたら、どう回答したものだろう?
A. 「おまえはなにもわかってないんだから、黙ってろ」
Lightning Talks より
「RubyとODEでピタゴラ装置 (佐々木竹充)」は凄く面白かった、ODEで 3D表示でピタゴラ装置、一見の価値あり。
「Ruby 1.9 on Rails 2.1による新時代DBプログラミング (松田明)」Rail2.1 の新機能 named_scope を集合演算に擬えて説明。なんか腑に落ちた。
「A Jail Web Development with Rails 2008 でわっふるわっふる (竹迫良範)」HTMLエスケープだけでは解消し切れない文字列。入力がエンコーディング的に正しい範囲の値かどうかもチェックすべき、mod_waffle 公開してるとの事、使いましょう。
「Industrial-Designed Language: Ruby (斎藤ただし)」何かの事情により、スライド、モニターの上映なし、人が話すだけのプレゼン。そしてそれが大変良かった。昔はみんなこうだったんだよね。